あなたのLINEは大丈夫?シニアこそ知っておくべき「パスコード」の設定方法

難易度:中級  知っておくと安全性が高まる!

LINEのパスコード設定は、あなたのアカウントを驚くほど安全にしてくれる機能です。

このパスコードとは、LINEそのものにロックをかけるセキュリティのことをいいます。

もしもの時のためにパスコードを設定しておきましょう!

この記事でわかること
  • 安全性を高めるための最適な設定手順
  • よくあるミスとその回避法

悪用されやすいポイントを一つ抑えるだけで被害リスクが一気に下がります。

小さな工夫で大きく安心につながるので、あなたも今日から一歩前へ進んでみませんか?

本記事は、筆者が実際にGoogle Pixel(Android 16)で検証しています。他の機種では手順が異なる場合がありますが、大きくは変わりません。

【参考リンク】

この記事を書いた人

当ブログの管理人「ヒラタ」です。

  • 公共インフラシステム屋さんの元SE
  • Mac歴3年、Windows歴25年
  • モバイル業界に約10年
  • 計6サイトを運営
  • ウェブ解析士
  • Google アナリティクス認定資格
目次

LINEでパスコード設定を行う理由と効果

LINEでパスコード設定をしておくと、アプリを開くたびに本人確認が入るため、プライバシー保護がぐっと強化されます。

スマホを家族と共有している人や、カフェ・職場などでスマホを置きっぱなしにしがちな人にとっては大きな安心材料になります。

実際、私も外出先でついうっかりスマホを置きっぱなしにしたときに「設定しておいてよかった…!」と感じつことが何回かありました。

そこでまずはパスコードの基礎と必要性から理解していきましょう。

あわせて見直しておきたいのが、LINEの初期設定です。連絡先を勝手に追加されたり、知らない人にアカウントを見つけられないようにするには、最初の設定もとても大切です。

👉 あの人に連絡先を知られたくない!LINE初期設定の注意点とその設定

LINEの「パスワード」と「パスコード」の違い

LINEにはアカウントを守るための“パスワード”と、アプリを開くときに本人確認をする“パスコード”の2種類があります。混同しやすいのですが役割はまったく別物です。

簡単にまとめると以下のようになります。

項目パスワード (Password)パスコード (Passcode Lock)
主な用途アカウントの認証(本人確認)アプリの保護(盗み見防止)
必要な場面機種変更時の引き継ぎ、PC版LINEへのログインなどLINEアプリを起動するとき
形式英数字・記号を含む 6文字以上数字4桁 (または生体認証)
目的アカウントの不正利用を防ぐスマホ内の情報漏洩を防ぐ

パスワードはサイトへのログイン時などアカウント全体を守る仕組みで、パスコードはスマホ上のアプリを他人に操作されないための鍵のようなものです。

一言で言うと、LINEなどのアプリに適用するパスワードがパスコードです。

このパスコードを設定しておけば、スマホを手放した瞬間の“のぞき見”をしっかり防げます。

パスコードを設定すると何が変わる?(メリット・デメリット)

パスコードを設定するメリットは、何よりプライバシー保護が強化されること。

誰かに勝手にLINEを開かれる心配がなくなります。

一方、デメリットとしては“本人も忘れてしまう”リスクがあります。

特に普段は生体認証に頼っている人ほど、ふとしたタイミングでパスコード入力を求められると焦りがち。

とはいえ、適切に管理すればメリットのほうが圧倒的に大きいのが現実です。

こんな場面で役立つ!実体験から見た活用シーン

私が「パスコード設定って本当に大事だな」と実感したのは、当時、交際していた女性とカフェに入ったときのことです。

トイレに行くためスマホを置いたまま席を立ったとき、「私のLINEをこっそり見て浮気調査されていないか」と不安になりました。

女性関係でやましいことはありませんでしたが、実は一つだけ隠し事をしていたことがあって、それがバレてしまうと大変なことになる可能性が高かったんです💦

このように、外出先・職場・家族共有スマホなど、日常のさまざまなシーンでパスコード設定は静かにあなたを守ってくれます。

LINEでのパスコード設定・変更・解除の手順(iPhone/Android対応)

LINEのパスコード設定はとてもシンプルですが、「スマホの機種によって画面が違う」「どこに設定項目があるかわからない」という声がよくあります。

この章では、初心者でも迷わず進められるように、Androidの操作手順をわかりやすく整理しました。

さらに、すでに設定している人向けに“変更”“解除”“生体認証との併用”まで、実用的で日常的に役立つ内容をまとめています。

なお、パスコードだけでなく、LINEアプリ本体を最新バージョンに保つことも安全性アップには欠かせません。古いまま使っていると、不具合やセキュリティリスクにつながることもあります。

👉「孫からのスタンプを見られない…」を解決 | LINEバージョンアップのやり方

設定手順(Androidで初めて設定する場合)

それではさっそく、LINE パスコードロックを設定していきましょう。

まず、ホーム画面右上にある設定アイコンをタップしてください。

「プライバシー管理」を選択

パスコードロックのスライドバーをタップします。

パスコードを入力しましょう。このとき、忘れないように必ずメモしておいてください。

パスコードを忘れるとLINEを再インストールしなければいけません。今までの履歴は消えてしまいます。

確認のため、再度パスコードを入力してください。

確認をタップします(これで通知画面にメッセージ内容が表示されないようになります)。

↓のような状態になっていれば設定完了です。

パスコードを変更したい/生体認証(指紋・顔)を併用したい場合

使い続けているうちに、パスコードを変更したい場合は同じメニュー内から簡単に設定可能です。

  • パスコード変更:プライバシー管理 → パスコードロック → 既存コード入力 → 新コードへ変更
  • 生体認証併用:歯車アイコン→設定→アカウント→ 生体情報(Google)の項目をオン

生体認証をオンにしておくと、パスコードをいちいち打たなくて良くなるため、セキュリティと利便性が両立します。

パスコードを解除したい場合

ファミリー端末での利用や、どうしても不便に感じる人はパスコードをオフにすることもできます。ただし、解除時には本人確認のためパスコードの入力が必須です。

手順は上記の「プライバシー管理」→「パスコードロック」をオフにするだけです。

ただし、セキュリティリスクは高まるため、解除する場合は“スマホ自体のロックを強固にする”など別の対策を忘れずに行いましょう。

LINEのパスコード設定で起きやすいトラブル対策

LINEのパスコード設定は便利な一方で、「入力できない」「忘れた」「設定が反映されない」などのトラブルも起こりがち。

特にパスコード忘れは、焦りで冷静に判断できなくなる典型パターン。

ここでは、よくある症状と原因、そして落ち着いて対処するためのポイントをまとめました。事前に知っておくだけで、最悪の事態を避けられるケースが多くあります。

パスコードを忘れた場合の最終手段とそのリスク

パスコードを忘れてしまった場合、残念ながら“復旧”という仕組みはありません

最終手段はアプリの再インストールとなりますが、再インストールするとトーク履歴が消える可能性があります。

そのため、事前に自動バックアップをオンにしておくことが最重要ポイントです。バックアップがあれば再インストール後もトークを復元でき、被害を最小限にできます。

💡対策の基本

  • Google Drive または iCloud でバックアップ設定をオン
  • 紙やスマホのメモ帳にパスコードをメモしておく
  • 生体認証を併用して、パスコード入力の頻度を下げる
  • 自分しかわからない忘れにくい数字に設定する

「設定できない」「入力できない」とき考えられる原因

パスコード設定そのものができない場合、次のような原因が考えられます。

  • LINEアプリのバージョンが古い
  • 端末のOSアップデートが必要
  • 一時的なアプリ不具合
  • セキュリティ設定が競合している

まずはアプリの再起動、OS・アプリのアップデート、キャッシュ削除を試してみましょう。

また、他のアプリで生体認証が正常に動いているか確認することで、原因がLINE側か端末側かも切り分けできます。

トーク履歴や引き継ぎに影響する?知っておきたい注意点

パスコード設定のトラブルで最も気をつけたいのが「トーク履歴の消失」です。

再インストールが絡む場合は必ずバックアップが必要になります。また、機種変更時にパスコード設定が影響することはありませんが、アカウント引き継ぎの設定が正しく行われているかを事前にチェックしておきましょう。

「パスコードが原因でLINEが使えなくなる…」という事態を避けるためにも、日頃のバックアップと設定確認が大きな安心につながります。

実際にやってみた失敗例・成功例&おすすめの習慣

LINEのパスコード設定はシンプルですが、実際に使ってみると「なるほど、ここが落とし穴か…!」と気づくことが意外とあります。

この章では、私自身のリアルな失敗談や、日常で役に立った成功例を紹介します。読者のあなたが同じ失敗を避けて、安心してLINEを使い続けられるような“ちょっとした習慣”もあわせてまとめました。

完璧な設定よりも、日常的に続けられるちょっとした工夫が一番大切です。

失敗例:パスコードを設定したまま忘れてしまった…

最大の失敗は、パスコードを設定して満足してしまい、しばらく生体認証だけで開いていた結果、肝心のコードを忘れてしまったこと。

急に生体認証が使えなくなり、焦って入力した数字はすべて外れ…。最終的に再インストールする羽目になりました。

📝教訓: パスコードは紙やパソコンでの「メモ」に加えて、「自然に思い出せる数字」にするとより安全です。

成功例:共有スマホ・カフェ利用時に安心できた設定

逆に成功体験としては、家族とタブレットを共有していた時期にパスコード設定が大活躍しました。

家族に見られて困る内容はなくても、ちょっとしたプライバシーは守りたいものです。

「うっかりスマホを置いたまま席を離れる」なんてことは日常では結構起きるので、設定して本当に良かったポイントです。

外出先ではプライバシーの塊であるスマホは常に身に付けておくか、目の届く範囲に置きましょう。

設定後に習慣化したい「ちょっとした工夫」

パスコード設定をより安全に活かすためには、次の習慣が効果的です。

  • パスコードは半年~1年で見直す
  • 生体認証を併用して、入力頻度を減らす
  • 端末自体の画面ロックも強化

小さな習慣でも、積み重なることで“情報を守る力”がぐっと高まります。今日からすぐに始められるものばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。

プロフィールも一緒に見直しておくと、さらに安心

パスコードで「中身」を守れたら、ついでにプロフィールの見え方も整えておくと安心感がぐっと高まります。

とくに、名前や誕生日の見せ方はプライバシーだけでなく「相手からの印象」にも関わる部分です。

よくある質問(FAQ):LINEのパスコード設定編

ここでは、LINEのパスコード設定についてよくある質問をできるだけわかりやすくまとめました。

困ったときは、この章を見ながら確認してください。

パスコード設定だけで乗っ取り対策になる?

パスコード設定だけでは乗っ取りを完全には防げません。乗っ取り防止には「アカウントのパスワード管理」「ログイン通知の確認」「メールアドレス登録」「二段階認証」が必須です。とはいえ、パスコード設定は“スマホを触られたときの防御力”を大きく上げるため、組み合わせて使うと非常に効果的です。

生体認証だけで運用しても大丈夫?

生体認証だけの運用も便利ですが、万が一生体認証が使えなくなったときはパスコード入力が求められます。必ず覚えられる数字を設定しておきましょう。

機種変更するとパスコード設定は引き継がれる?

パスコード設定そのものは引き継がれません。新しい端末にLINEをインストールした時点でパスコードはリセットされるため、再度自分で設定する必要があります。ただし、アカウント情報やトーク履歴はバックアップがあれば問題なく復元できます。

パスコードをオフにすると通知内容は丸見えになる?

はい、パスコードをオフにするとアプリを開けば誰でもトーク一覧を見られる状態になります。ただし、通知の内容についてはスマホ本体側の「通知のプレビュー設定」に依存するため、気になる場合は端末側でも通知の表示方法を調整しておくと安心です。

まとめ:実はかんたん!LINEのパスコード設定方法

LINEでのパスコード設定は、スマホ時代の必須セキュリティ。日常の“小さなスキ”をしっかり守ってくれます。

設定自体は数分で完了しますが、その効果は想像以上に大きく、外出先でスマホを机に置いたまま離れる場面や、家族と端末を共有している状況でもプライバシーをしっかり守ってくれます。

さらに、生体認証との併用や定期的なバックアップといった習慣を組み合わせれば、安心度はぐっと高まります。

今日からすぐできる対策として、まずはあなたもパスコードの見直しをしてみてください。

参考:LINEみんなの使い方ガイド

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次